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肥満男性は精子の質も量も低下している可能性が

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肥満男性は精子の質も量も低下している可能性が

 

インドのリシュナIVFクリニック生殖補助センターに通院する男性約1,300人を対象とした後ろ向きコホート研究で、肥満男性の精子の数、量、濃度、運動率が低いことが「Andrologia オンライン版」に掲載されました。

研究内容と結果

研究では、2016年に不妊治療のためリシュナIVFクリニック生殖補助センターを受診した男性1,285人の精子を、コンピュータによる精子画像解析法(CASA)のデーをもとに分析を行いました。

その結果、BMI 30以上の肥満男性は、肥満ではない男性よりも精液の量のほか、精子の数、濃度、運動率などが低いことが分かりました。これだけでなく、肥満男性の精子には頭部が細長いなどの形態異常がある事も判明しました。

しかし、まだ肥満と精子について因果関係が判明している訳ではないので、今後のさらなる研究が期待されます。

今後は減量によって精子の質に影響が出るかどうかすすめていくという事ですが、現時点で減量によって精子の質が改善する可能性があるとしています。

今回の研究者であるGottumukkala Achyuta Ramaraju氏はこの結果をこう述べています。

「肥満の女性は妊娠しにくいことが知られているが、今回の研究では男性にも同様の傾向があることが裏付けられた。また、このような精子の異常は自然妊娠や体外受精による妊娠を難しくさせる可能性があり、不妊治療をしている医師に対して、体外受精させる前にコンピュータによる精子の画像解析を行う事をすすめます」

 

アメリカでも注目の結果に

実はこの研究結果はあ肥満が増え続けているアメリカでも注目の研究結果となっています。

アメリカのノースウェルヘルス・ファーティリティのAvner Hershlag氏はこの研究結果について「アメリカは男性の3人に1人が肥満であり、この研究結果は非常に重要な知見です。アメリカは肥満人口は膨れ上がるばかりだが、その一方で精子の質は低下し続けている。今回の研究結果は肥満が不妊の直接的な要因であることを示したわけではないが、そうした気がかりな傾向を裏付けるものといえる」

と述べています。また、Avner Hershlag氏はこうも述べています「最近の研究では手術による減量で精子の質がある程度は回復する事が確認されています」

 

まとめ

肥満によって精子の質に異常が出ると言うのは驚きの結果です。日本も少子高齢化の問題だけでなく、食習慣の変化で肥満男性は増えているので、精子の質というのも重要な問題になりそうです。

自身の健康だけでなく、子孫繁栄の事も考えると減量と言うのは非常に重要な要素であると言えます。

 

参考論文:

Association between obesity and sperm quality.

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